早期ガンなら完治する
ところで、ガンになったら死んでしまうのでしょうか。答えはノーです。たしかに、ガンが全身に転移してしまったら完治することはむずかしいのかもしれません。
ですが早期ガンであれば、ほとんどの場合で完治します。要は、早期ガンのうちに発見できるかどうかが問題なのです。
ガンの大きさ | 期間 | 診断 | 完治 |
---|---|---|---|
0〜1cm | 10〜20年 | 未検出 | - |
1〜2cm | 1年半 | 早期ガン | する |
2〜4cm | 半年〜1年 | 進行ガン | しない |
4〜8cm | 1〜2年 | 進行ガン | しない |
ガンを早期に発見するためには定期健診が必要です。ガンの種類によって進行スピードは異なりますが、だいたいは上記表のとおりです。
早期ガンの大きさは1〜2cm。それより小さいとガンを見つけることができませんから、1〜2cmの範囲内を早期ガンとします。この大きさで発見できれば、非常に高い確率で完治します。
ところが逆に、2cm以上の大きさに成長して「進行ガン」になってしまうと、手術してもかなりの確率で再発してしまいます。さらに、ほかの臓器に転移している可能性も高まります。
転移のあるガンはまず完治が望めません。ガンによる「痛み」は骨転移によるものです。症状が出たときにはもう手遅れなのです。
早期ガンでは、基本的に症状がありません。自覚症状がないということは、検診で見つけるしかないというわけです。
ここまでのまとめ
- 早期ガンは治る。「進行ガン」は治らない。
- 早期ガンのうちに見つける必要がある。
- 早期ガンのときは、まだ自覚症状がない。
- 早期ガンを見つける唯一の方法は「ガン検診」。
ガン予防の鉄則
- 早期ガンなら完治する
- 早期ガンを見つける方法
- 検診に向くガン向かないガン
- 生活習慣の改善してガンのリスクを軽減する