細胞分裂によって生きている
わたしたち人間は「生物」ですから、生きています。厳密にいうと、体を構成している「細胞」が生きています。
生きた細胞は数日で死んでしまいますが、死ぬ前に細胞分裂によって自分のコピーをつくります。1個が2個になり、2個が4個になり‥‥と、どんどん増えていきます。
身体を構成している60兆個の細胞のうち、毎日6000億の細胞が死んでいるといいます。死んだ細胞たちは、抜け毛や皮膚の垢(あか)といった形で体外に排出されます。
すると、いまの身体を構成している60兆個の細胞は、およそ3ヶ月後にはすべて新しい細胞に入れ替わっている計算になります。1日換算でも6000億回も細胞分裂が行なわれています。
私たちの身体は、驚異的なスピードで、しかも正確に細胞のコピーをつくっているのです。
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